八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)/ Cerasus spachiana ‘Pleno-rosea’
バラ目バラ科サクラ属の高木「桜(さくら)」の一品種「江戸彼岸」の栽培品種で、4月の中旬頃、淡紅色の八重咲きの五弁花を枝垂れて咲かせます。 同属に一重咲きで花色が濃い紅枝垂(ベニシダレ)や一重咲きで花色が薄い枝垂桜(シダレザクラ) があります。
昔から、とても好きな桜・八重紅枝垂。どこかで出会うたびに撮影していました。
八重紅枝垂の下から上を見ると、まるで桜が降ってくるみたい。
エドヒガン系の園芸品種の桜の一種。その名の通り、花が八重咲きで濃い紅色をしたシダレザクラである。「遠藤桜」「仙台八重枝垂」「仙台小桜」「平安紅枝垂」とも呼ばれる。
ウィキペディア
江戸時代から栽培されている桜で、明治時代の仙台市長・遠藤庸治氏が仙台市内で植え増やし、また、その子孫樹を各地に贈って普及に努めたそうです。また、桜・仙台吉野(センダイヨシノ)はこの八重紅枝垂と染井吉野の交配品種。八重紅枝垂には、まだまだエピソードがありそうです。^^;
江戸彼岸系の桜は、寿命が長く銘木が多い事でも知られています。100年後に平成大津波を伝承するために植樹している桜は、ほとんどが江戸彼岸ですが、八重紅枝垂や紅枝垂も東北に植樹しています。
桜の古木・老木の風格には、圧倒されるものがあります。
見に行きたいのは、懐古園の小諸八重紅枝垂。老木はここでしか見ることができない大変貴重な桜で、懐古園内にも4本しかないそう。昭和40年代、当時の日本花の会の初代農場長がこの桜を他にはない、ここだけの固有種として「小諸八重紅枝垂」と命名されました。懐古園の桜は大正15年、造園の権威・本多静六博士の設計によって植栽されたものです。という事は、90歳!
懐古園は白鶴城や酔月城とも呼ばれた小諸城の跡地。
懐古園 http://www.city.komoro.lg.jp/category/institution/kouen/kaikoen/
いつかきっと、と思っています。
会いに行きたい桜はたくさん^^;