コブシ(辛夷)/ Magnolia kobus
お馴染みの良い薫りのするかわいいコブシ。モクレン科モクレン属の落葉広葉樹の高木です。蕾の”毛”に引き寄せられ撮影。
開花した状況はこんな感じです。
果実には、にぎりこぶし状のデコボコがあって、この果実の形状がコブシの様なので名前の由来になったとか。英名でも”コブシ”と言います。
よく「モクレンとどうちがうの?」というお話が。中国では、コブシもモクレン。同じモクレン科モクレン属ですが、コブシよりモクレンの方が大きく肉厚の花びらで上を向いて咲きます。
コブシもモクレンもコンパスプラント(方向指標植物)だそう。蕾の先端が北を向いて咲く事から、昔は方向を定めるために蕾を見たとか(祖母の話)
シデコブシ(幣辛夷、四手拳)/Magnolia stellata
一番上の写真はシデコブシ。様々なところで園芸種を見るけれど、自生個体群は準絶滅危惧に指定されています。コブシより薫りが少なめですが、可憐な淡いピンクが愛らしいですね!
岐阜県では空気をきれいにする能力の高い樹木「大気環境推奨木」に選ばれています。